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弁護士コラム

新弁護士日記(2月分)

 弁護士5人体制となり、1ヶ月が経った。
 この1ヶ月は新人弁護士の力量チェックの月であったが、両弁護士とも十分な活躍をしてくれた。
 受任する新しい事件を次々と消化する様は頼もしささえ感ずる。
 2月7日から、また明年度の新人弁護士獲得のため、人材募集を始める事となる。「人は石垣、人は城」であり、優秀な人材は事務所の宝と成る。
 理想の体制がどのようなものと成るかは見えないが、「出会い」を大切にし、年々充実した体制になるよう慎重に歩みを進めよう。
 不況の嵐が吹いている。30年間の弁護士生活でも体験をしたことがないような嵐となる予感がする。
 そんな時代の弁護士のあり方もまた問われているように思われる。新しくはじまる裁判員制度に積極的の係わっていくことが必要と認識している。
 「地域の拠点事務所」に恥じない「ゆとりのある法律事務所」でなくては成らないと感じている。
 「ゆとりのある法律事務所」であるが故に、事件に即応することが出来、またこれから何をなすべきかを考える余裕も出来る。
 先週、久々に事務所研修会が開催できた。「仮登記担保法」の研修だった。
 新人弁護士のフレッシュな感覚を大切にするためレポートを命じ、スタッフ全員で受講した。こうしたことも「ゆとり」の表れといえよう。
 法科大学院教育の成果がどのように現れてくるかはこれからの課題と思われるが当事務所に始めて参入した新人弁護士がまずまずのスタートを切ってくれたことを喜ばしく思う。
 2月中に出会うことが出来る新人が楽しみでもある。

平成21年2月2日

                           弁護士 加藤謙一

(2009-02-02)