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弁護士コラム

弁護士日記(平成24年2月1日)

弁護士1日日記(H24、2月度)
 弁護士業務改革元年
新人弁護士3名を迎えて、新しい年がスタートし、1か月が経った。
弁護士8名体制となったが、これまでと違い全員が同じ立場で事件と取り組むことを強調している。
当事務所が勤務弁護士を迎えるようになって、5年目となる。最初の1・2年は、私が抱える多くの事件を助けてほしいという気持ちが強かったので、事業承継という認識は薄かったが、5年目となり、私も63歳になってきたことから意識に変化が生じてきた。
私の事務所ではなく、「みんなの事務所」の意識を強くして、新しい事務所作りを今年は進めたい。
そのため、みんなで事務所相談を担当することとした。つまり弁護士加藤謙一の都合で相談を設定せず、いつでも相談できる事務所(即応性を持った事務所)とすることから始めることとした。
私の役割は、若い弁護士の補佐役に変化させようという企画である。
 そのうえで、事務所全体としては法律実務処理能力のアップ(質の高いサービスの提供)に努めたい。
 事務所内外で研修会を積極的に受講・展開し、今何が求められているか、法律事務所は何ができるかを敏感に感じたい。
 次のテーマは個性あるサービスの提供だ、専門性の高いサービスと言い換えてもよい。これは勤務する弁護士が自分で意識を以って勉強してもらうしかない。
 昨年の3・11以来社会が大きく変化しようとしている。その動きに敏感となり、変化を先取りするような事務所でなくてはならないと感じている。
 30代・40代の若い人たちに期待したい。

 来月からは、若い人たちが何を始めようとしているかをお伝えしたい。

平成24年2月1日
                弁護士 加 藤 謙 一

(2012-02-01)