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弁護士コラム

弁護士1日日記(平成24年3月1日)

 変化する社会を見据えて「読書会」創設
2月度のこのコラムで、当事務所の変化を伝えた。紹介した新人弁護士3名は、ともに30代の若者であるが、弁護士実務を身に着けるため、誠実に職務をこなしてくれており助かっている。
訓練の第1期が3か月であり、4月からは事務所相談の担い手になってもらおうと考えている。
事務所全体としては、消費者事件(中小事業者向の提携ルース問題などと取り組んでいる。)、税務事件(固定資産税の適否を巡る問題と取り組んでいる。)、家事事件(妻の子供連れ去り事件に対する夫の面会交流実現問題などに関心を以って取り組んでいる。)、医療過誤事件(患者側に立った事件を担当している。)、労働事件(労働条件の不利益変更、不当解雇、パワハラ問題などに取り組んでいる。)など専門性を要求される事件に積極的に取り組み事務所の対応能力のアップに結び付けたいと考えている。
弁護士事務所に何ができるか、何を成すべきかという根源的な問題にも取り組みを始めようと考え、3月から「読書会」を始めようと企画を起こした。これから10年、日本社会は大きく変化するし、しなくてはならない。その担い手は30代の若者と考え、30代を中心に人を集め、議論をしてみようという企画である。
 10年間、毎月1回会を開催し、私が学んできたものを若者に伝える会にもしたいという野心的なものだ。(10年経ったら、私は73歳となる。現役引退の時と悟るべきであろう。)
 前向きな若者であれば、資格を問わない集いなので、関心のある方は応募してほしい。いろいろな世界の人と議論してみたい。
 その刺激を受けてこの事務所が変化できれば幸いである。

平成24年3月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2012-03-01)