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弁護士コラム

読書会「グループ2022」第6回例会予告

読書会「グループ2022」第6回例会予告
次回第6回例会のテーマは「我が国のエネルギー問題」です。
教材は福島原発事故独立検証委員会委員長の北澤宏一氏の近著(2012年6月28日発刊)「日本は再生可能エネルギー大国になりうるか」(株式会社ディスカバー・トゥエンティワン:1200円)です。
福島原発事故以降、脱原発議論が盛んになりました。危険性を含んだ原発を避けたいという思いは多くの国民の共通の思いでしょう。問題はいかにしてそれが実現できるかという科学的な議論(感情的な議論ではなく)が必要と思われます。
そこで、福島事故の内容を理解したうえで再生可能エネルギー問題を議論するのに最適な資料として北澤宏一氏の近著を推薦します。
同著書の中には検証委員会が掴んだ多くの事実が書き込まれており、読者をひきつける魅力があります。
事故直後東電が福島からの撤退を訴えた時、時の菅総理が許さなかった話が出てきます。結局、吉田所長が職員に対し「残ってもいいというものは前に出てくれ」と呼びかけた時約50名の職員が一歩前に出たとされています。このチームを海外メディアは「フクシマ50」と名付けて讃えたとのことですが国内ではあまり知られていません。
この著作を通じ、今後の日本のエネルギー政策の在り方を議論したいと思います。
再生可能エネルギー問題は民間活力利用計画であり、景気浮揚策として国家財政出動のみに頼る政策とは違う魅力を持っています。
多角的な方面から議論したいと思いますので、1か月勉強をしてください。

第6回例会の要領
期日  平成24年8月31日(金)午後7時から8時30分
場所  さくら総合法律事務所 茶室「常楽我浄庵」
教材  「日本は再生可能エネルギー大国になりうるか」(北澤宏一著)
参加費 無 料
 (ささやかなおつまみとビール・お酒を準備します。差し入れ歓迎します。)

主宰者 弁護士 加 藤

(2012-07-23)