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弁護士コラム

読書会「グループ2022」第10回例会予告

 平成25年2月27日(水)午後7時から第9回例会を開催した。
 テーマは「中国」であり、教材は福島香織著「中国反日デモの深層」(扶桑社新書)を利用した。 
 これから10年続くと予定される習近平時期主席体制下で何が起こるかが最大の関心事である。

 当日は、娘(16歳・高校1年生)が参加したので、いま中国で何が起きているかについて、教材の一部「人権弁護士・高智晟の拷問」を読んで討議した。
 法治国家日本では考えられないような逮捕・拷問が行われていると伝えられている事実を学んだ。
 娘は「大日本帝国の様だ」と感想を述べた。旧憲法下に日本がどのようなものであったかについて社会科の授業で学んでいるのであろうか。
今の中国の状態は、法治主義ではないので、「大日本帝国」どころではないであろう。

 尖閣諸島問題に対する執拗な中国の領海侵犯行為がどこまでエスカレートするか分からない。新政権の力量が試されている形だ。
 久しぶりに娘と議論が出来て有意義であった。

 次回は、急浮上してきた「TPP問題」を学ぶことにしたい。まず、参加反対の急先鋒に立っている農業問題から学んでみたい。
 「農業問題は、農協問題」であり、元農水省幹部 山下一仁氏の著書を教材としたい。

第10回例会の要領
期 日:平成25年4月26日(金)午後7時から8時
場 所:さくら総合法律事務所 のぞみホール
教 材:山下一仁著「農協の陰謀」(宝島社新書)
参加費:無し
 
平成24年2月28日
主宰者 弁護士 加 藤 謙 一

(2013-02-28)