弁護士コラム
読書会「グループ2022」第１２回例会予告
平成２５年６月２９日（土）午後５時００分から第１１回例会を開催した。
テーマは「アベノミクス」であり、教材は片岡剛士氏著「アベノミクスのゆくえ」（光文社新書）を利用した。
開催日が土曜日になったことから一人ぽっちの読書会となった。
アベノミクスにより、円安・株高の傾向が続いており、国内景気にも好影響が表れるとされているが、第１の矢の効果しかなく、第２の矢の効果が効いてくるのは年末あたりであろうか。
第３の矢に至っては、いまだ実感できる施策が無く、制度的変化（規制改革）は見えていない。７月２１日に予定されている参議院選挙後に持ちこされているような感じがする。
次回の読書会のテーマは「国家防衛」としたい。戦後６８年を迎えようとしているが、我が国は真の独立国家になっていない。その中途半端な生き方がいろいろな所に問題となって噴出しているように感じられる。
国民が、防衛論議をほとんどしていないのは異常なことだ。一定の政治勢力は、いまだに語ることさえ憚られるという感覚が見られる。
そこで、次回は、教材として、田母神俊雄氏と天木直人氏の共著となっている「自立する国家へ」（ベスト新書）を選んだ。
立場の違う両氏の立論を学び、国家観を議論したい。
戦後７０年となる明後年を意識して、国の基本について勉強を積み上げたい。
第１２回例会の要領
期 日：平成２５年８月２９日（木）午後７時から８時
場 所：さくら総合法律事務所 のぞみホール
教 材：田母神俊雄・天木直人共著「自立する国家へ」（ベスト新書）
参加費：無し（読書会の後、ビールでも飲みに行きたいネ）
平成２５年７月１日
主宰者 弁護士 加 藤 謙 一
（2013-07-01）
