弁護士コラム
弁護士1日日記(H25、8月度)
「時代が変わるか」
7月の参議院選挙は、自民党の大勝、民主党の惨敗で終わった。
これにより、衆参のねじれは解消し、法案審議がスムースに進むこととなろう。
8月15日がやってくる。終戦から68年を迎えることとなる。「戦後レジーム」からの脱却を謳う安倍首相の動向が注目されよう。
「憲法に見直し」という戦後手をつけなかったテーマとも向き合うこととなろう。
憲法を変えることは悪いことのような空気があったが、ようやく自立する国民として自分の問題として考えようという空気に変わりつつあることは歓迎すべきことであろう。
私も、8月19日を以って65歳となる。わずかな国民年金が戴ける季節となる。
しかし、引退を宣言することは当分出来そうもない。逆に獅子奮迅の力を出して、最後のステージに立つ決意で、仕事に向かわなくてはならない。
総合雑誌「潮」8月号に私の青春が掲載されたことにより、多くの人々から激励の言葉を戴いた。
自分の辿った道に忠実に、自分らしく、なすべき事柄を果敢に進めよう。
個性の確立の無い人生は意味がない。
次の時代のために今自分の道を貫き、後輩に指し示すことが肝要ではないかと思われる。
時代は変化するし、変化できなければ滅びの道を歩むこととなる。個人も同じである。
8月21日から新しいステージを開始するつもりである。人生の第4コーナーを曲がることとなるかもしれない。ラストスパートである。
平成25年8月1日
弁護士 加 藤 謙 一
(2013-08-01)