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弁護士コラム

弁護士1日日記 平成27年8月度

「ライオンズクラブ国際協会」

 社会奉仕団体「ライオンズクラブ」は今年結成98年目(設立1917年6月7日)を迎え、国際会長に日本人が就任した。第99代山田實紘ライオンがその人である。(ライオンズではメンバーを尊重し、「ライオン」と呼ぶ)
 山田實紘ライオンは岐阜県美濃加茂市から選出された会員で日本人としては34年ぶり2人目の国際会長である。(初代は京都市選出の茶人第65代村上薫ライオンである。)
 岐阜県と三重県は一つの地区(334-B地区)を構成しており、山田實紘国際会長は、地元選出の国際会長ということとなる。
 私自身がライオンズクラブに所属したのは40歳の時であり、27年目を迎えることとなるが、所属クラブの事情から、地区ガバナーを支えるホストゾーンチェアマンを務めることとなった。
 任期は7月1日から明年の6月30日までであり、超多忙な最初の1カ月が経過したところである。
 日本ライオンズクラブは国際会長を選出した年でもあり、明年は100周年にあたるという佳節を迎えることもあり、高揚した1年となっている。
 山田實紘国際会長は「Dignity(尊厳)、 Harmony(和)、 Humanity(人類愛)」をテーマに掲げ、とりわけ「こどもの尊厳イニシアティブ」を進めようとしている。
 世界は、未だに多くの紛争を持ち、傷つく子供達が後を絶たない。一見平和な日本でも、経済的な事情、複雑な家族事情などで、自己の尊厳を冒されている子供たちはたくさんいる。
 こうした子供たちに光を当てようと活動している。
 人口減少国家となった日本が、20年、30年と経過した時にどのような社会となっているのか多くの人が不安に感じている。
 しかし、そこは現在の子供たちが活躍する社会である。
 現在の大人たちが、子供たちが活躍する未来に対する責任を負っていると認識する必要がある。
 その大人の一人として、多くのクラブ会員と共に考え、行動する1年にしたい。
 
 平成27年8月1日      
             弁護士 加藤謙一

(2015-08-03)