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弁護士コラム

弁護士一日日記 平成28年5月度

弁護士1日日記 平成28年5月度
<もうやって来た大震災(熊本地震)>

4月の「1日日記」で東日本大震災から5年という記事を書いた。我が国を襲う地震が次いつ来るかと考えていたところ、4月14日、16日と2回にわたり震度7の地震が熊本県を襲った。
今回の地震は群発地震で1100回を越える震度1以上の地震が2週間続いている。2万戸を越す家屋が損壊しており、2週間たっても避難民が2万人を越えている。
またしても仮設住宅で暮らす人々が発生する。記憶に新しい阪神・淡路大震災から始まった我が国の大地震は20年程の間に3度もやって来たこととなる。日本という国土の不安定さを感ずる。

我が地方が絡む東南海大震災はどうなるのであろうか。東日本大震災では津波が襲い、2万人近い人が犠牲となった。今回の熊本地震でも50名の方が命を落とした。何の前触れもなくやってくる死をどう受け入れたらよいのであろうか。

今回の地震後、直ちに各地からボランティアが現地に駆けつけている。みんな自分でも何か出来るのではないかと駆けつけている。尊いことだ。
群発地震の終息と被災地の復興を心より祈りたい。

さて、話題は変わるが、今年も5月1日、「茶室の衣替え」を一人で行った。4時間も掛かった。炉を閉じて、シンプルな風炉を置いた。
玄関にはアジサイを買ってきて置いてみた。気分一新だ。
新事務所開設からちょうど7年半、当面の目標の10周年まで後2年半となった。ライオンズクラブでのZCの任務も山を越し、これからは自分のしたい事が出来るようになる。随自意の世界だ。
弁護士生活も37年を越え、完成期だ。健康に恵まれていることに感謝し、恩返しの人生を歩みたい。

自分が望むものは何もない。無我の境地だ。人々に希望と勇気を与える人生を生きていきたい。面白くなりそうだ。

平成28年5月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2016-05-02)