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弁護士コラム

加藤弁護士 一日日記【令和6年能登半島大地震から1か月】

弁護士1日日記 令和6年2月度
【令和6年能登半島大地震から1か月】
令和6年1月1日午後4時10分に震源を能登半島先とする最大震度7、マグニチュード7.6という大規模地震が発生してから1か月が経った。
死者「238名」、行方不明者「19名」という全体の被災者数が明らかとなって来た。被災者で避難生活を送っている人は1万4643名と報告されている。(未だ1時避難のままの人が9557名にのぼるとの報告)
2011年3月11日、東日本大震災が起きた。復興に10年の時間が必要だった。能登も同程度の時間が必要だろう。東日本より一層高齢化が進んでいる能登の10年後はどんな風景となっているだろうか。復興の姿は復旧前の姿と大きく変化するだろう。多くの被災者が避難場所で人生を終えることとなるのではないか。
それにしても1時避難場所の風景はいつもの風景で少しも進化していない。災害に対する合理的な対応マニュアルが確立していないように思う。小学校の体育館などでプライベートな空間も確保できず、ごろ寝する風景が何時までも続いていることが信じられない。
昨日、ライオンズクラブの研修会で北陸のメンバー等から状況報告があった。壊滅的な状況下の炊き出し応援等の話があった。涙して語るメンバーにうたれた。ささやかな支援金を出すのが精一杯だった。
今月からは、自分たちも行動を開始しよう。

令和6年2月1日はミャンマーの軍事クーデターから3年となる。当時の政権をリードしていたアウンサンスーチー氏は今も軟禁状態にあるとのこと、民主派武装勢力との内戦が続いている。
戦闘で家を追われた国民が「230万人」にのぼると言われており、国内の混乱の状態を窺い知ることができる。
民主派勢力が軍部を倒すことができるか、いずれにしても政情不安定なミャンマーの景気は厳しいものとなろう。そこで生きる若者は、未来をどう眺めているのだろうか。

国内は自民党の裏金問題で揺れている。支援者から寄せられたパーティー券収入を着服しているというレベルの低い話で国民は誰もがしらけている。

令和6年(2024年)2月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2024-02-01)