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弁護士コラム

新弁護士日記(平成22年1月分)

              1年の計は元旦にあり

 新事務所での2回目の正月を迎えた。勤務弁護士が二人入所し、合計6名となる。もっとも3月20日で一人が独立するので実質は勤務弁護士5人体制である。一人ひとりの個性を大切にし、得意分野を見つけるよう育てていきたい。
 昨年は、忙しくてこの日記を毎月書くことができなかった。今年は必ず12回書き続けたい。
 今何を目指して働いているのか、仕事を通じ何が見えてきているのか、メッセージを送るコラムになったら幸である。
 昨年は、勤務弁護士を抱えて2年目でいろいろ試行錯誤の年であった。今年は事務所イメージを確立し、安定した事務所運営をしたい。
 家族法問題、債務整理・倒産処理事件、交通事故問題は当事務所の3大柱で、今年もその傾向は変わらないだろう。
 これに加えて、労働問題、外国人問題、医療過誤問題など新しい事件傾向として、専門性を付け、対応したい。
 こうした職務エリアの拡大は今年第1の課題である。
 第2の課題は、この事務所の共同経営化の方針決定問題であるが、法律事務の永続性と安定性のために弁護士法人設立が目標となろう。力ある第2のパートナーが現れることが次の発展のカギである。
 第3の課題は安定した職場作り問題で事務局の在り方も見直す必要がある。弁護士6名の事務所を支えるスタッフの在り方、過重な労働とならない配慮が必要と思われる。
 とにもかくにも、依頼者にとって安心できる法律事務所を作り上げることが最も大事なことで、後は方法論だ。
 1年間健康に過ごせることを祈りたい。
 
平成22年1月1日

                          弁護士 加藤謙一

(2010-01-01)