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弁護士コラム

読書会「グループ2022」第13回例会予告

 平成25年8月29日(木)午後7時00分から第12回例会を開催する予定であったが、急遽、刑事事件の依頼を受け、主張する必要が生じ、中止することとなったため、司法修習生とともに、車中で、移動中の読書会をした。
 テーマは「国防問題」であり、教材は田母神俊雄・天木直人共著「自立する国家へ」(ベスト新書)を利用することとなっていた。 
 自分としては、上記書物の他、幻冬舎から出版された「国防軍とは何か」(森本敏、石破茂、西修共著)も読んでおり、これらを素材に議論したが、司法修習生には困難な質問となったようである。
 日本の若者で、防衛問題を自分の問題として考えている者がどれほどいるであろうか。考えることすら悪いことのように思っているような気がする。
 戦後教育の成果は見事に出来上がっていると言わねばならないが、深刻な問題である。
 
 次回の読書会は、戦後の我が国の在り方を考え、次の70年を目指す意味で、「憲法改正」をテーマとしたい。
 この読書会の重要テーマでもある。
 自民党が今回の選挙で大勝したこともあり、本屋には憲法の本が溢れている。憲法改正をタブー視する雰囲気を乗り越えて、きちんと論点を抑えたい。
 対象書物として西修氏の「憲法改正の論点」(文春新書)を選んでみた。
 論点は多岐にわたり、どれを焦点に据えるかは2カ月考えてみたい。
 若者が、興味を持ってくれることに期待したい。

   
第13回例会の要領
期 日 平成25年10月25日(金)午後7時から8時
場 所 さくら総合法律事務所 のぞみホール
教 材 西 修「憲法改正の論点」(文春新書)
参加費 無料(たくさんの人が参加してくれたら、読書会の後、懇親会としたいですネ。)
 
平成25年9月2日
主宰者 弁護士 加 藤 謙 一

(2013-09-02)