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弁護士コラム

新弁護士日記(平成23年9月分)

新弁護士日記(平成23年9月分)
新しい出発
 菅内閣が総辞職し、新内閣総理大臣に野田氏が選任された。野田氏は54歳とのことで、若返りが注目される。
 民主党トロイカ体制の小沢、鳩山、菅3氏はいずれも60代で、私と同世代だから、発言の背景を理解しやすかったが、54歳と10年近くも若返ると「ジェネレーションギャップ」を感ずる。
 しかし、50代のリーダーは世界的には若すぎることはなく、10年後、20年後をイメージしやすい世代だから新リーダーとしては、適切ではないかと思う。新しい発想でどんな国家運営をするのか注目される。日本は大きく脱皮する必要がある。
 本当の意味で「平成維新」ができるのか、維新を担うのは誰なのかが問われている。
 
 9月1日「防災の日」、東日本大震災後の初の「防災の日」だけに、緊張感を持つ。63歳を迎えた自分に30年という時間が残っているかはわからないが、その間に東南海大震災がやってくるというのが学問的な予言で、この津市も無傷では済まない。
 人の人生は、100年を過ぎず短いものであるが、生きている人にとっては絶対の時間である。
 わが身は、既に60年を越える時間を共有したので、いざという場面を迎えても覚悟はできているつもりであるが、若い人々にとっては、悔やんでも悔やみきれない問題であろう。とりわけ、自分の子供たちのことを思うと胸が痛い。
 「無事」であることがいかに大切なものであることを痛感する。
「無事是貴人」は茶の言葉であるが、心にしみる。

 本日の体重は87キロであった。63歳の9月1日の体重をピークの体重として、来年のこの日の体重を報告することを楽しみにしておこう。

 後4カ月で今年は終了する。この事務所から二人の弁護士が巣立ち、二人の若者が入所する。新しい胎動を感ずる。 いろいろな事務所改革も必要となる。
 さあ、力強い未来を信じて新しい出発をしよう。
 
平成23年9月1日
              弁護士 加 藤 謙 一

(2011-09-01)