弁護士コラム
弁護士 一日日記「大戦(おおいくさ)時代突入」
「大戦(おおいくさ)時代突入」
このコラムを書くのは5カ月ぶりである。今年の6月から止まったままだった。
7月~10月までは戦争の時代だった。ささやかな法律事務所ではあるが、困難な問題が山積し、問題解決に没頭し、外部発信する余裕がなかった。
10月を以って山を越し少し余裕ができたので、コラムを書く気になった。
この間に、世間では国会解散を向けて、いつまでたっても解けない問題に向かっているようで、何も進んでいない。
一方で、第三極形成を謳う「石原新党」「日本維新の会」「減税日本」など多くの動きが活性化している。
「脱皮できない蛇は死ぬ」そうだ。変化すべき時期に変化を受け入れることができないと社会は命を失ってしまう。
いま日本は誰が考えても脱皮すべき時だ。敵は誰だ、何が問題なのかをはっきりさせねばならない。
70年周期説を唱えた人がいる。敗戦から後3年で70年となる。復興社会のテーマは終わり、新しいテーマのもと社会の再構築が必要とされている。
11月1日は我が事務所の設立記念日である。あれからちょうど4年がたった。たった4年であるが、社会は大きく変わった。後3年、7周年を迎える時はどんな時代になっているのだろう。
傍観者でいることは許されない。自分のできることは何か、何をなすべきかを考える時だ。年内に解散・総選挙が行われれば、来年は大きく変化する時代となる。
大戦(おおいくさ)の時代の幕開けだ。あえて言えば、変化させることが成長することだ。変化を止めようとする勢力と戦わねばならない。次の世代のために。
平成24年11月1日
弁護士 加 藤 謙 一
(2012-11-01)