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弁護士コラム

弁護士1日日記(H25、9月度)

「秋の気配」
 9月の声を聞いた途端に、涼しさを感じた。暑い夏が去り、秋の気配がする。
 40度を越すような時があったり、大量な雨に襲われたり、変調な天気が続いた夏だった。
 8月20日を以って弁護士法人を解散させたこともあり、マイペースでやるべきことをやる、自分で出来ることをやるという気持ちになった。
「景気の上昇」「デフレ脱却」を目指した「アベノミクス」がどこまで来たかわからないが、苦しい生活を強いられている人は多く、上昇気流に乗りきれない人もまた多い。9月は、そんな人々の相談が増えそうだ。
 弁護士会の勉強会で「事業再生」が取り上げられていたが、どうも地方には合わぬ、手法のように思えた。
「問題社員との対応」等のテーマもあったが、職場になじめない若者たちのことが頭をよぎった。
 随分、我が国は住みにくくなったように思われる。そこへ来て、1年間に26万6千人の人口減少が新聞で報道されていた。
 毎年毎年、30万人口の都市が消えてゆく。
 涼しげな秋の季節は「実りの季節」でもあり、最高の季節であるが、なんとなく我が国はさびしい季節を迎えているようだ。

「読書の秋」という言葉もある。じっくり書物に取り組んで、次の一手を考えるのも楽しいかもしれない。
「食べ物がおいしい」時は、酒も美味しい時だ。涼しくなった季節の中で、熱燗の酒をいただくのはまた楽しい時間だ。
「スポーツの秋」でもある。この時期にすこしゴルフの練習に励み、基礎体力を付け、コンペに備えよう。

やるべきことは山ほどある。

  
平成25年9月1日
弁護士 加 藤 謙 一

(2013-09-01)