弁護士コラム
弁護士1日日記(H26、2月度)
津市市会議員選挙報告
去る1月19日(日)から1月26日(日)にかけて、津市市会議員選挙が行われた。妻が4回目の選挙に挑戦することとなり、1週間は選挙モードで大忙しだった。
支援者の皆さんの支えで「3734票」という大きな票をいただき、当選することが出来た。無事使命を果たすことが出来、感謝の気持ちで一杯です。
この広い津市の各地から3734人もの人が妻の名を投票用紙に書いて下さったということを考えると、個人技では出来るものではないことを実感する。4年に1度の戦いであるが「民主主義」の確認作業であり、当事者にとっては大変な活動だが意義のあることと実感する。
この11年、妻が市会議員として市民相談を議員活動と位置付け、多くの人と縁を作ってきた。その中から発見される法律問題を、私が弁護士として、司法的救済活動を通じ解決してきた。
この行政と司法との協業(有機的連携)により、市民サービスの質が高まり、問題の解決の質も深まる。
弁護士は行政が展開する各種施策を学び、困惑する依頼者の救済の道を広げる必要があり、議員は、相談に訪れる市民に対し、司法的救済の道を案内することも必要となる。
例えば、刑事犯罪者の弁護を依頼され、実刑判決を免れるよう個別防衛の視点から意見を述べ、良い判決を取っても、事件の背景・原因には、必ず個人の持つ私生活上の問題がある。
通常、刑事弁護人は、事件が法廷から離れるとそのようなことには関与しないが、依頼人の家族も対応に苦慮しているのが通常であり、弁護士がその家庭にとって新しい「社会資源」となって、サポート・援助する姿勢が必要と思われる。
弁護士の知見がきっかけとなり、依頼人が新たに居場所を見つけ、出発することが出来れば、本当の事件の解決になると思われる。
これからの4年間、再度、妻と協業し、一歩、掘り下げた弁護士活動が出来れば、支援者の皆さんに恩返しすることにもなろう。
平成26年2月1日
弁護士 加 藤 謙 一
(2014-02-06)