HOME - 弁護士コラム一覧 - 2014-12-04

弁護士コラム

弁護士1日日記 平成26年12月度

師走選挙始まる
 12月に入った途端、寒波の襲来で一気に冬がやってきた。加えて2日から14日までの衆議院選挙が始まる。
 アベノミクス選挙と言われ始めている。2年間続いた阿部政権の是非を問う選挙となる。華々しく始まった「3本の矢」政策は確実に株価の引き上げ効果と円安効果を産んだが、庶民の暮らしはよくなったかが問題だろう。
 加えて、人口が減り続ける地方と人口が集中する都会との格差選挙となるかもしれない。
 明年戦後70年と言う節目を迎えるが、人口の増加が終わり、人口減少傾向が一層強まるだろう。加えて高齢化で社会保障費の増大が避けがたく、国家経営は困難を一層増すであろう。希望の光はどこにあるかが問われる選挙となる。

 さて、我が事務所も設立6年を越え、試行錯誤の時期を終えた。希望の光を見出す時だ。希望とは若さである。
 本年12月を以って2名の弁護士が退所・独立する。替って1名の弁護士が赴任する。陣容を一新される。弁護士4名、事務局8名体制となる。かっての弁護士8名、事務局12名時代と比べると少数精鋭型の事務所に変化する。
 若い人のリーダーシップを期待し、3年後、5年後を目標として事務所の質を高めて行きたい。

 法律事務所の機能は何かが問われている。もっとアクティブに、人々の生活と一緒に変化する法律事務所、企業活動と連動した行動力、地域経済の変化とともに公正な社会をリードする法律事務所などがイメージされる。

 いずれにしても若者がリーダーシップを取らなくてはならない。新しい発想で法律事務所を再構築する決意が必要だ。
明年の変化を期待し、今年の1日日記を終えよう。
良い年が訪れますように。


      平成26年12月1日
                                    弁護士 加 藤 謙 一

(2014-12-04)