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弁護士コラム

弁護士1日日記 平成27年1月度

2015年新年明けましておめでとうございます

 昨年暮れの衆議院選挙は、与党自民党・公明党の勝利で終わり、安定多数を得た安倍政権が今後4年の長期にわたり続くこととなる。

 新政権の課題は山積である。
 まず、今年は戦後70年の節目の年と言われている。終戦時20歳の若者が90歳を迎えるわけで、世は戦争を知らない世代ばかりがリーダーシップを取る時代となった。そんな中で集団的自衛権の議論をする危うさを危惧しなければならないが、一方でいつまでもアメリカ頼りは止めてくれという声も聞こえてくる。
 次の問題は1000兆円を越えた借金問題である。返さなくてもいい借金はあり得ない。借金返済の見通しは全く立っていない。
 続いて人口減少問題、毎年自然減が30万人の規模で続いている。去年は新生児が100万人程度と発表されている。私たちの時代は270万人も同級生がいた。
 人口減少は、地方に効いてくる。地方消滅の危機にどう立ち向かうのか。
 こうした困難の中、自立を意識した憲法改正議論も始まろうとしている。
 今年から始まる10年間が正念場かもしれない。

 さて、我が事務所も、鈴木・渡部弁護士がパートナー弁護士として経営に参画し、勤務弁護士1名を加える新体制になった。
 「少数精鋭」の形となったが団結力のある、行動力溢れる事務所にしたい。
 取分け、今年は若いパートナー弁護士のエネルギーと知恵による一大転換の年としたい。

 この弁護士日記も執筆者を交替することも必要と思われる。発想を変えた新しい法的サービスプランの発表の場とすることも一案のように思われる。

 変化が訪れることを楽しみにしながらこの1年を過ごしたい。

     平成27年1月1日
                                      弁護士 加 藤 謙 一

(2015-01-06)