弁護士コラム
弁護士一日日記 平成28年6月度
弁護士1日日記 平成28年6月度
「伊勢志摩サミット無事終了」
5月26日、27日と三重県伊勢志摩地方でG7サミットが行われた。8年前、洞爺湖サミットが行われた時は、サミットのイメージが無かったが、今回は身近なイベントとして見守ることが出来た。
連日、お巡りさんが町にあふれ、水も漏らさぬ警備をしていた事が印象に残った。心配されたテロ行為もなく、無事終了したことは何よりであった。
世界各地で自爆テロ行為が繰り返されており、多くの市民が巻き添えになっている。
自らの死を以って自己の信仰・思想を世界に訴えようという思想には賛成できない。ましてやそのことによって、無辜の人々を巻き込むことは悲劇の拡大以外になく、思想の自殺と思われる。
シリアでの内戦の模様を見ると泥沼状態と思われる。何百万人もの国民が難民化するのを止めようとしないのはなぜか。哲学の欠如を感ずる。
話は変るが今回のサミットで、三重県の酒が昼食会等で利用された事はうれしい話題であった。鈴鹿の「作」、伊賀の「半蔵」、名張の「瀧自慢」、度会の「八兵衛」等なじみの酒が使われたとのこと、本人らも喜んでいることと思うが、三重でサミットを行ったかいが有ったというものだ。
酒造元に注文が殺到しているとの話も伝わり、うれしい話題である。
サミット後のオバマ大統領の広島訪問も歴史に1頁を刻む出来ごとであった。
平和への潮流をかさ上げしていく必要が有る。
「平和と安寧」のために努力を重ねて行こう。それが仕事だ。
平成28年6月1日
弁護士 加 藤 謙 一
(2016-06-01)