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弁護士コラム

加藤謙一弁護士 一日日記【ウクライナに平和を】

護士1日日記 令和4年3月度
ウクライナに平和を
2021年2月24日、懸念していたことが現実となった。ロシアのウクライナ侵攻が始まった。
プーチンによれば、ウクライナがNATOに加盟することを阻止するためとのことだが、世界中の誰もがロシアに大義があるとは思わないだろう。
侵攻が始まって6日間が経ったが、新聞報道によればウクライナ市民352人が殺害されたとのことである。(子ども4人を含む)
一方で、ロシア軍の被害も数千人の規模に上るとの報道もあった。(ウクライナ国防省発表では死傷者が5300人に上っているとのことである。)

写真でしか知らないが美しいキエフの町がミサイル攻撃などで破壊されている。この莫大な損害を誰が償うのであろうか。
2月28日、両国の協議が開催されたとの報道があるが、ロシアはウクライナの武装解除を要求している。
誰が自国を捨てる行為の武装解除に応ずるであろうか。それは「降伏」を意味する。
来月の1日日誌もウクライナ問題となるだろう。プーチンは「核」の使用も辞さないかの如き発言をしている。
誰のための、何のための核なのか。

3月4日から北京でパラリンピックが開催される。ロシア選手の扱いが問題となっている。
3月2日の理事会で扱いを決めるとのことであるが、誰がどのような行動に出るのか、中国自身がどのようなメッセージを出すのか、だんまりを決め込むのか。選手自身がどのような行動を取るのか注目される。
侵攻そのものに大義があるとは思われないが、「なぜ今なんだろう」と感ずる。ロシア人自身も戸惑っているだろう。
世界中の関心がパラリンピックへ向かうのでウクライナから関心が無くなるとでも読んでいるのであろうか。

我が国のコロナは3月中続くことになりそうだ。

令和4年3月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2022-03-01)