HOME - 弁護士コラム一覧 - 2022-06-01

弁護士コラム

加藤弁護士 一日日記【ウクライナに平和を(その3)】

弁護士1日日記 令和4年6月度
【ウクライナに平和を(その3)】
2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻が3か月を越えて続いている。
ウクライナ国民の難民化が800万人を越えたとの報道がなされている。ウクライナ国民の人的被害はどうなっているのだろうか。物的被害は膨大な額に昇るだろう。将来、ロシアに対し、賠償請求する問題が生じ、困難な問題が残るだろう。
ロシア(プーチン)はウクライナ南部を独立させ、事実上占領し、勝利宣言としたいと思われるが、国土を奪われたままで、ウクライナが停戦に応ずることも困難で、戦争は長期化する可能性がある。
ウクライナはロシアへの侵攻はせず、被害者の立場を維持しているように思われる。
ロシアに対する経済制裁が制裁を課す側にも困難をもたらし、国際社会が混乱することが懸念される。
それにしても、今回のロシアの侵攻で国際社会の構造が色々表面化し、複雑で、未熟な人間社会に気づかされる。

我が国のコロナは下火になりつつあり、コロナ禍からの脱出に光が見えてきたように思われる。
国際社会でも同様な傾向と思われ、平時の生活が戻ることを祈りたい。

国民生活はこの2年余で大きく棄損しており、立て直しが必要な時期に入る。いつまでも政府が補助金を出し続ける政策を続けることも出来ないだろう。
一方で、補助金詐欺などの病理が目立つことも気にかかる。貰えるものは貰おうとばかりに、申告要件を偽った申請が多発している。
一家で10億円近い補助金詐欺を働いたというニュースが流れていた。
見抜けない行政サイドの問題も深刻だ。
その回復を担当する部署の能力・モチベーションも疑問視される。

令和4年6月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2022-06-01)