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弁護士コラム

加藤弁護士 一日日記【ウクライナに平和を(その8)】

弁護士1日日記 令和4年11月度
【ウクライナに平和を(その8)】
2022年10月31日、ロシアはウクライナの首都キーウを含むウクライナ全土にミサイル攻撃を加えた模様が新聞報道されていた。
報道によると、電力施設を中心にミサイル攻撃がされたとのことで、冬に向かうウクライナは各地で計画停電を実施しているようだ。
侵攻から8か月を経たが、出口は見えず、ロシアの新たなる徴兵投入で、局面は一層厳しいものとなりそうだ。
ほとんど軍事訓練も受けていないロシアの若者たちが犠牲者になる姿が浮かぶ。何の為に戦うのか。自らの命を懸けても成し遂げる価値があるのか。
多くのロシア兵はきっとそんな価値はないと思っているだろう。ロシア兵の捕虜が急増するかもしれない。
ロシアにはかっての日本兵のように捕虜となることは恥だと思っていないだろう。無駄だとわかっていても反対できない覇権主義国家・全体主義国家を恐れる。冬に向かうウクライナの支援が求められる。

「By The Way」ところで、今日(11月1日)は弊事務所の設立記念日で特別休暇を取っている。設立から満14年が経った。
紆余曲折はあったが、先月から新人弁護士が加入し、3名の弁護士が所属する法律事務所となった。私一人は高齢で、やがて引退の時が来るが、後二人は30代の若者であり、30年たっても今の私より若い。若いということは即未来があるということだ。でき得れば、近い将来、女性弁護士を抱える事務所に成長させたい。

戦争をしない、戦争に巻き込まれない、平和な社会を守り抜かねばならない。
人間の歴史は戦争の歴史だったが、それを克服しなければならない。人間の進化が必要だ。過剰な国家主義を克服しなければならない。
「他人の不幸の上に、自分の幸福を築くことをしない」価値観を築くことが必要だ。

令和4年11月1日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2022-11-02)