HOME - 弁護士コラム一覧 - 2023-11-06

弁護士コラム

加藤弁護士 一日日記【フィリピン 初訪問】

弁護士1日日記 令和5年11月度
【フィリピン初訪問】
11月2日から5日迄、フィリピンを訪れ、ライオンズクラブの「第60回 オセアルフォーラム」に参加した。
初めての一人旅という形で参加したので各種手続きを自分でしなくてはならず、それなりに緊張した。
空港における搭乗手続き、宿泊場所に対するチェックイン手続、個人的な移動の際のタクシー手配など下手な英語を駆使して交渉した。
別の集団は大手旅行会社の社員が引率していたので、それにくっついて行動したことは助かった。
フィリピンはオートバイや乗り合いバス、人力車のようなタクシーもあり、町はごった返していた。日本の昭和のような時代と感じた。
「チップ社会」が原因と感じたが、国際会長晩餐会で個人清算で飲み物が出されていることには驚いた。各テーブルごとに「ペソ紙幣」を出して、ビールやワインを購入していた。
なかなか飲み物が出ず、これが晩餐会かと疑った。文化の違いであろうか。

ところで、今年11月1日は新事務所開設15周年であった。60歳でスタートした時は多くの弁護士が集うボリューム感のある事務所を想定したが、若い弁護士が支える事務所という形はこの15年では出来なかった。不徳の致すところか。人は有限の存在だから、次の15年は同じ形では進まない。今日からは新しい事務所を作るという覚悟で実務に当たりたい。

フィリピン旅行中ジャック・アタリの「世界の取扱説明書」を読んだ。2050年迄を展望した書籍であるが感銘を受けた。
イスラエルのガザ地区地上侵攻が始まり、イスラエルがガザ北部を壊滅させようとしていることを感じた。ハマスのゲリラ活動との長い戦いが始まるのではないか。ガザ南部に閉じ込められてパレスチナ人の反撃も当然予想される。
アメリカはロシアのウクライナ侵攻とは逆にイスラエルの侵攻を認めているようだ。
激動の時代が始まった。自分に残された時間で何ができるのかを考え行動していこう。

令和5年(2023年)11月5日
                        弁護士 加 藤 謙 一

(2023-11-06)