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よくある質問

不動産Q&A

1.

長期にわたり家賃を滞納している借主がいるのですが、催促しても支払ってくれませんし、話合いにも応じてくれません。未払い賃料を回収し、この借主との賃貸借契約を解除したいのですが、法的手続をとるとすれば、どのような方法をとることになるのでしょうか?












1.











このような場合、未払い賃料の支払いと建物の明渡しを求める訴訟を同時に提起することになると思います。
未払い賃料については、連帯保証人に対しても訴訟を提起した方がよいでしょう。
ただし、賃料の滞納が短期間のみの場合、直ちに契約を解除することができない場合もありますので、ご注意下さい。
訴訟を提起した場合、借主や連帯保証人が裁判に出廷してくるようであれば、その裁判の中で話合いを行い、例えば、分割払いの合意をすることもあります。
裁判の中で合意ができれば、裁判所が和解調書を作成してくれますので、相手方が和解内容どおりに支払わないときは、この和解調書を基に強制執行をすることができます。
借主も連帯保証人も裁判に出廷せず、答弁書(被告側の主張を記載する書面)も提出しないときは、判決を言い渡してもらいます。
また、被告側が出廷した場合でも、和解ができないときは、裁判所に判決を言い渡してもらうことになります。
請求認容判決が確定すれば、この確定判決を基に強制執行をすることができます。

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